はじめての犬服:Tシャツとラグランシャツの違い

本を眺めながらデザインを選んでるときに、「ラグランTシャツ」と、ただの「Tシャツ」のグループが分かれているのを見て、ふと疑問に思いました。

「何が違うんだ?」と。

オシャレの世界に限ったことじゃないですが、あらためて考えるとちゃんと理解してないことって多いもんですね。

ラグランTシャツ & Tシャツ の違い

ラグランTシャツ と Tシャツの違いは「袖(スリーブ)」にあります。

絵で見るとわかりやすいので、まずは人間用のシャツで見てみましょう。

Tシャツは肩から脇にかけて、ほぼ垂直に切り替え線の入った袖になっています。

ラグランTシャツは、衿ぐりから脇の下にかけて斜めに切り替え線の入った袖になっています。

ラグランスリーブと呼ばれるこの袖は、戦争で右腕を失ったイギリスのラグラン男爵に合わせてデザインされたことから名付けらたそうです。そのためか、肩や腕が動かしやすいのが特徴です。

これが犬服になると、それぞれが次のような形になります。

こうした違いがあるので、当然型紙の形も違います。

身頃の形も違いますが、ここでは袖の部分だけ比べてみますね。

どちらがおすすめか?

私の場合は、最終的にラグランTシャツしか作らなくなりました

これは良い悪いの問題ではなく、単純に「着せやすかった」からです。

犬は自分で脱ぎ着が出来ませんからね。着せたり脱がせたりする時に楽なほうがいいじゃないですか。うちの犬がフレンチブルドッグだったことも影響あるのかわかりませんが、着替えに関してはラグランのほう楽だったんですよ…。

それから、着せているときも、Tシャツでは窮屈そうでした。

他の犬種で経験がないので比べられないんですが、体格が関係しているのかもしれません。

実は、大きな理由がもうひとつ。

始めは生地の量が足りない時のありあわせに、身頃とスリーブ(袖)の生地を変えて作ってみたんですが、出来上がってみるとデザイン的に見栄えが良くなったんですよね。

ラグランスリーブのほうが面積が広いせいか、色のメリハリが出てインパクトがあるので、可愛さ増しましに感じました。こうした色の切り替えデザインも、ラグランTシャツの特徴なのかもしれません。

Tシャツ

ラグランTシャツ

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