犬を飼い始める前の悩みには色々ありますが、その中でもトイレ関連は切実ですよね。
考えて準備したはずなのに、実際のワンの行動が予想外過ぎて、思ってたのと違ぁ~う!ということも多々あります。
そして気になるのが「みんなはどうしてるの?」ということ。正解、不正解じゃなくて、とにかく自分が思いつかないアイデアがあるなら知りたいという気持ちだと思います。
今回の記事では、生活面でのトイレ事情についてまとめてみます。仔犬を迎え入れた前後で気になってたことや悩んだことなどです。
トイレは 室内? それとも 室外?
これに関しては、最初から「両方!」と決めていました。
掃除の手間を考えると、トイレは外で済ませてくれたほうが断然ラクだと思います。
シーツの用意や交換の手間はないし、トイレトレーを掃除する必要もありませんからね。
ただ、天候や将来のことを考えると、室内飼いの子は部屋と外の両方でできるようにしたいと考えていました。
天候に左右されない
室内でできるメリットは、やっぱり天候に左右されないことですね。
多少の雨ならなんとかなっても、台風や降雪などでは本当に大変です。場合によっては危険でもあり、そんな時に外でしかできないと、犬も人間も大変です。
病気やケガ、高齢に備える
もうひとつは、高齢になったときのことがあります。
犬は習慣にしていることを続ける習性があります。すると、どんなに身体が辛くても外に行こうとする子がいます。
親戚で飼っていた大型犬は、室内飼いでもトイレは外でする子でした。寝たきりの状態になって、飼い主がどんなに「いいよ、ここでしていいよ」と言っても、ワンのほうは這うように外に出て行っていたそうで、それを見るのが辛かったと話していました。
その話が頭に残っていたので、将来に備えるという意味でも室内でトイレができたほうが良いと考えていました。
若い時でもケガや病気になることはあります。犬だけじゃなく、飼い主側の都合で外に連れていけないこともあるでしょう。
そして、実際にうちに子が体調を崩した時に、薬のせいか、やたらとおしっこの回数が増えたことがありました。下痢をした時も、これを外でやったら大変なことになってたな…と感じました。
どうやってしつけたか?
うちの子の場合はしつけたというより自然にそうなってただけって感じでした。
迎え入れた直後の外散歩が出来ない時期は、当然室内ですよね。本人も、何も考えずにシャーシャーと部屋のあちこちでトイレをしまくってました。
問題は決めた場所でできるようになることですが、これは根気あるのみ。
飼育本などに書いてあるようなことをひと通りやって、上手にできたら褒めまくる。それを繰り返してるうちに、いつの間にか決めた場所でしかしなくなりました。
部屋の中でできるように…というのは「しつけ」と呼べるのかもわからないほど自然な行動で、むしろ散歩を始めてからのほうが心配でした。
というのも、外では全くトイレをしなかったんです。
半年近く経ったある日、突然お尻を下げてチョロッとおしっこを出しましたが、その時は女の子体勢でした。(うちの子は♂)
それから少しして足を上げるようになりましたが、必ずしも毎回上げるわけじゃありませんでした。
どうやら目標があると足を上げるようで、自宅の庭でも芝生の上では腰を下ろしていて、木に向かってする時には足をあげていました。
そして、なぜか部屋の中では足を上げませんでした。サークルに囲まれてるとか壁際とか、目標と言えば目標になりそうなものがあるのにです。
ただ、男の子の足上げに困ってる話は聞いてたので、これは本当に助かってました。
どっちもできるのダ!
トイレトレーを、使う派? 使わない派?
最初は、トイレトレーを使うのが当然!と思って疑わなかったんです。
使い始めてみると想像以上にパピーのおしっこ回数が多いし、うんちは踏みつけてメッシュにめり込むしで、トイレの片付けに追われる日々でした。
かといって毎回トレーを洗うというのも無理な話で、ウェットティッシュで拭く程度です。これでキレイになったといえるのか?と思うようになりました。
1日1回は洗うにしても、位置がズレたり量が多くてトレーの外回りを汚すと、トレーの裏って結構凹凸のある複雑な形をしてるので、拭ききれていないと思うんですよね。
とはいえ、ペラッとペットシーツだけを敷いてるのも変かな?とも感じるしで、どうしたものかと悩みました。
また、この頃はトイレトレーにはメッシュがあるものだと思い込んでましたが、しばらくしてメッシュの無いタイプのトレーがあることを知りました。最初にそれを知ってたら、あんなに悩まなかったかもしれません。
メッシュ(スノコ)部分を外せるタイプもあります ⇒ 詳細はコチラ
結局、本人が成長してトイレの回数が変わったことや、昼間はフリー、寝る時は寝室、という生活形態も出来上がっていったので、それにあわせて次のような使い方に定着しました。
- 昼間(1階)はシーツのみ。トレーは使わない。
- 夜(寝室)はトレーを使う。
トレーを使わない理由
これはもう「トレーを使いたくなかったから」に尽きます。
うちの場合はほとんど私が一緒に過ごすので、その間のトイレは直後に片づけができます。
というか、ブヒがトイレに行くのに付いていき、終わったら即足を拭き、シーツを片付けます。そうなると、トイレトレーは全く必要ないものでした。
「シーツだけだと位置取りの時にグチャグチャになるかな?」と心配しましたが、それも全く問題ありませんでした。
シーツだけが敷かれている見た目の問題は、トイレを洗面所に置いたことで、全く気になりませんでした。
トレーが無いと片付けの手間が半減するので、とぉ~っても楽になりました。
うんちは取り除く時に多少のシミが残ることはありましたが、その部分にトイレットペーパーを被せておけば済みました。
留守番をさせる場合は2、3時間だったので、フリーで過ごしていてもほとんど自分のベッドやソファーで寝てたようで、トイレを使った跡があったのは本当に数える程度でした。
トイレトレーを使う理由
さすがに大人になってからはサークル内のシーツをグチャグチャにするようなことはなくなりましたが、それでも可能性がある限りは安全策で行こうという気持ちもありました。
が、一番の理由は習慣を変えたくなかったことです。
寝室はパピーの頃に過ごしたサークルを置いてあり、トイレはその中でした。パピーの頃に、おしっこのはみ出し防止のために何度もトレーを置く位置を変えて定着した角度と位置があります。
そのトレーを無くしたら混乱するかな?というのもあり、最初についた習慣を変えないことにしたのが大きな理由です。
結局、両方!
トイレの後に、拭く? 拭かない?
犬を室内で飼った経験が無かったので、仔犬を迎える前に一番気になっていたのが「お尻丸出し問題」でした。
裸のお尻をソファーにくっつけることに、世の中の飼い主さんたちは抵抗ないの? とか、
用を足した後の足やお尻は、拭いてるの?拭いてないの? とか…。
実際に暮らし始めてからは「出したら拭く」というルールに定着し、おしっこでもうんちでも、用を足した後は必ず拭くようにしてました。それを守ることで、まるで気にならなくなりました。
そうそう、お尻問題と一緒に気になってたのが「犬の使ったタオルとかは、自分たちのものを洗う洗濯機と同じでいいのかな?」ということでした。
結局、どちらも「汚くないの?」という心配なわけですね。
ところが、可愛い愛犬を前にすると「汚い」という感覚が失せました。
むしろ子供の頃にパンツ一丁で父親がソファに座ってたことのほうがよっぽどげんなりで、愛犬がプリプリと裸で動き回っていても「可愛いっ!」と思うだけになっちゃいました。
「出したら拭く」と言っても強い刺激は良くないので、本当に軽くキュッと抑える感じです。しかも迎える前に気にしたほど汚れていませんでした。
おしっこやウンチは健康のバロメーターで、汚れが付くということは何かしら問題があるということは、すごくわかりやすかったです。
拭く派!
うんちの処理
愛犬のうんちの処理を皆さんはどうしてるのか、気になりますよね。気になるというか、間違った捨て方をしてないか心配だと思います。
我が家では最初の頃はトイレに流してましたが、犬のうんちは水に溶けにくく、トイレ詰まりの要因になるという話を聞きました。
となるとゴミとして出すことになりますが、ホントにいいの?と心配になりました。
そこで調べてみると、うんちの処理方法は自治体によって違ってました。
私の住む地域では「ふん処理袋に入れて、臭いが出ないようにしっかりと口をしばってから、もえるごみの袋に入れて出してください。」となってました。
これはこれで安心だったんですが、となるとゴミで出せない地域はトイレ一択?
自宅の敷地の土に埋めることもできますが、毎日のこととなると計画的に埋めないと後で大変なことになりそうですよね。現実的には、土に埋めるというのは難しそうです。
最近はトイレ修理に高額請求なんて話も聞きますから、トイレで流す派は、普段からトイレ詰まりを予防するように考えておいたほうが良さそうです。
うちはうちでゴミに出せる地域でホッとしましたが、ただ、燃えるゴミの回収は週に2回です。回収まで部屋の中に置いておくのは抵抗があったので、室外で保管するようにしていました。
保管用ゴミ箱
初代は見た目にこだわってダルトンのスチール製ゴミ箱にしてみました。これは室内で使ったほうが良い製品だったみたいです。サビが玄関タイルについてしまい、ある程度使って交換しました。
我が家ではゴミ箱として使ってしまったけど、見た目の可愛いさやお洒落な雰囲気から、米びつ替わりにしたりオモチャ、サニタリーなど、使い道は色々あるみたいです。
二代目はオバケツのごみ箱でした。日本製の丈夫なトタン製ゴミ箱で、うちではシンプルにシルバーカラーを使ってましたが、色違いもあります。
二代目の時は前の失敗を活かし、レンガの上に置いて使っていました。
最後に…
愛犬のトイレ事情を思い出しながら書いてみました。うんち処理のように自治体の決まりがあるものは守る必要がありますが、あとは正解を探すのが難しいことばかりだと思います。習慣が定着するまでは誰もが試行錯誤の繰り返しですね。ちょっとでも参考になっていれば嬉しいです。